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歯科技工士の技術力 その2

2011年6月20日

まずは、ご覧下さい。
a arte da escultura dental
以前ご紹介した、海外の歯科技工士のPRビデオのようですが、鉛筆一本でここまで歯の絵をリアルに描けるのは素晴しいです。
アメリカ、ヨーロッパなどの日本と同じ先進国では、歯科技工士はいわゆる芸術家、アーティストとして扱われていて、その匠の技術力は世間一般に認められています。
ですが、日本ではまだまだ認知度も低く、歯科技工士という職業がある事すら知らない方もおられ、当院で治療の合間に技工士が登場するとびっくりされる方も多くおられます。
日本の保健医療のシステム上、薄利多売で日々の仕事に追われているのが歯科技工士の現状としてあるので、労働条件も悪く、頑張っているのに日の目を浴びられるのはほんの一握りの技工士だけなので、毎年歯科技工士専門学校の廃校がニュースとなり、頑張って卒業したとしてもそのまま技工士として就職して続けているのも、わずか20%だそうです。
このままでは、日本から歯科技工士がいなくなってしまうのではないかと思います。
いい治療は、いい技工士がいればこそ成り立つものです。
陶芸家や、家具職人、眼鏡職人、包丁職人、筆職人、瓦職人、金属職人、竹細工職人。。。。といった具合に、入れ歯職人、セラミック職人、と歯科技工士も認められる日が一日でも早く訪れる事を切に願います。
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