医院ブログBLOG
精密入れ歯治療の型取りについて
2017年7月13日当院で行なっている精密入れ歯治療において、一つの要となるのが、入れ歯の土台となる患者様の歯茎の型取りです。
入れ歯を作る上では型取りをして、その型に石膏を流し、固まった硬い模型の上で入れ歯を製作せねばなりません。
ですが、実際の患者様のお口の中の歯茎というものは、柔らかさも人それぞれ、喋ったり食べたり飲み込んだりするときに、唇や頬、舌と連動して歯茎の形も多種多様に変化します。
つまり入れ歯を製作する模型と、実際の患者様のお口の中は全く同条件にできません。
ここが我々歯科医師や歯科技工士が一番苦慮するポイントとなります。
この矛盾を少しでも取り除くことが精密入れ歯治療の重要項目となります。
その為当院では、患者様の歯茎の柔らかさや粘膜の動き、噛む力が加わった時の変形の仕方、唇や頬や舌の筋肉の動きをできるうる限り再現すべく、様々な型取りの器具や材料、テックニックを駆使して、その患者様ごとのベストの状態を模型に再現しています。