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カンボジア診療活動奮闘記 最終回
2017年12月13日カンボジアボランティア診療活動最終日。
この日は拠点のシェムリアップから車で2時間ほどの更に奥深い農村地域、スレノイ小学校での診療活動でした。
我々団員を乗せて進むバンも舗装道路を通り過ぎ、まるで何かのキャラバン隊のようなデコボコ道を進み、小さな村の奥にある小学校に到着しました。
元気に走り回る小学校の子供達は、万国共通でとても可愛らしく、皆笑顔で迎えてくれました。
最終日はとても天気が良く、更に暑い診療活動となりました。
小学校の生徒達や、周辺の村の方々が行列を作って来てくださり、隊員皆で手分けして診療にあたりました。
全ての診療活動後に、我々団員と子供達で記念写真を撮り、国会議員のナムさんから感謝状も頂き、なんとか無事活動を終えることができました。
今回のボランティア活動は本当にたくさんの貴重な経験を私に与えてくれました。
学生時代にバックパッカーで回ったアジア諸国の経験から、いつか自分もボランティア活動してみたいという長年の想いが叶いましたが、それと同時に生で体験しないと分からない、現実のたくさんの厳しさも学ぶことができました。
月並みではありますが、電気水道などの基本的なインフラや、学校や病院という基本的な生活をしていく上で必要なものが整っていないということがどれほど大変なことで、そして日本という国に生まれただけで、ありえないくらいの幸運なのではないかと、痛感致しました。
改めて「日々感謝して生きる」という言葉を、大きな重みを感じて受け止めることができました。
この経験をもとに、また日々の診療活動に励んでいきたいと思います。