医院ブログBLOG
ドイツからやって来た相棒
2010年8月24日先日ついに当院の新しいマイクロスコープがやってきました!
今までずっとワガママをいって、白水貿易さんの御協力でデモ品をお借りして治療をしていたのですが、とうとうドイツからの船便でこれから何十年もお世話になるであろう私の相棒がやってきました。
20倍にも拡大して見ている視野の中では、周りで人が歩いたわずかな振動だけでも、見えている像が地震のように揺れてしまうので、完全に床と固定する工事も同時に行われました。
なんだかんだで4時間も取り付け工事にかかってしまいましたが、お借りしていたものとは何かが違う躍動感があり、頼もしいクリアな視野が得られるように思います。
当院のマイクロスコープは、カメラのレンズなどでも有名なカールツアイス社のもので、OPMI Pico Mora といい、非常に明るいキセノンライトを装備し、奥歯や歯の裏側も見えやすいように機動性に優れたものです。
マイクロスコープも各社色々ありますが、カールツアイス社が世界で一番最初に医科手術用顕微鏡を開発したという歴史があるだけに、比べれてみると確かに見える画像の透明感や明るさが違います。
これからしばらくは、トレーニングとマイクロスコープだからこそできる独自の治療の研修会の日々となりますが、一日も早くこの相棒と息のあった治療ができるよう精進していきたいと思います。
取り付けが終わった夜、静かに「これから長い付き合いになるけれど、どうぞ宜しく」と握手をして帰りました。