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ビバ馬路村!

2008年8月27日

ちょっと感動しました!
ご存知の方もおられると思いますが、高知県の馬路村というゆずの名産地のお話です。
先日取引先の技工士さんから旅行のお土産に、蜂蜜入りのゆずジュースを頂きました。すっきりとした甘さで、とても美味しく、よくバリなどのアジア系のリゾートホテルでウェルカムドリンクやスパなどでだされるレモングラスのジュースに雰囲気が似ていて、当院のオリエンタルな雰囲気にも合うなと思い、患者様にお出ししていたのですが、とても好評で、もし良かったら取り寄せて欲しいという方がおられたので、早速瓶のラベルに書いてある高知県の馬路村の農協にお電話させて頂きました。
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かなりの田舎の農協だと思うのですが、失礼ながらなかなかの手際のいい礼儀正しい電話対応で、2瓶程注文させて頂きました。そして、数日後届いてびっくりしました。
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とてもかわいらしい段ボールの箱の中には、手書きのメッセージと、暑中見舞いやら、馬路村新聞なるものやら、なんだかんだと馬路村と、そしてこのゆずジュースがどのようにして出来たのかという熱い想いが綴られた様々なたのしいリーフレットが入っていました。
20年程前に開発し、そこから少しずつそれを期に村おこしを展開し、ついにはテレビや大手の百貨店等でも取り扱われるようになり、全日空では機内サービスでも扱われたとのこと。
総面積の98%が山という、ほぼ過疎に近い高知県の山奥の村なのですが、そこの村の方々や、農協の方がどれほどの努力と情熱をこのジュースに込めてきたのかがひしひしと伝わってきて、本当に感動しました!
馬路村のHPです。
http://www.yuzu.or.jp/
その馬路村の数々のパンフレットは、通常隠すような田舎独特の事柄を「ネタ」としてあたたかい文章で書いてあります。
例えば、救急車は呼んでも最低40分はかかるとか、村に美容院はないので月二回村の集会所で出張床屋さんが来ているとか、高校がないので、中学校を卒業したら一度村を出ないといけないとか。。。。
まさに、「ネタ」にして、田舎で過疎というピンチをチャンスにしているのです。
今まで曲がりなりにも私自身もあらゆる経営セミナーというものに参加してきましたが、そのセミナーで教わるありとあらゆる内容が盛り込まれていました。
おそらく、有名コンサルタントがちょいちょいとやったマーケティングではなく、20年もの間色々勉強しながら、そして試行錯誤しながらこの形へと進化していったと思うのです。
それを、通常は変化を嫌う田舎独特の風土の中で、潤沢な資金も無い中で、こうして何か商品を開発しそれを全国へと知らしめるまでになるシステムを作ったことが、どれだけの努力があったかということに脱帽しました。
大きな企業が商品開発をし、それを計算されたノウハウの中でマーケティングをして売りだしていったのであれば、話は分かるのですが。。。
ほんとにすごいですし、一度馬路村に行ってみたいと思いました。
何もないところから、情熱と知恵と努力で20年ゆっくりと進化した馬路村。
KINOSHITA DENTAL OFFICE も見習っていきたい素敵な村だなと思いました。

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