医院ブログBLOG

精密さへの探求

2011年2月8日

前回のブログで、目に見えない細菌を相手にする歯科治療の中で、マイクロスコープを使用して、いかに精密な修復物を歯に適合させていくことが大切かをお話ししました。
今回は写真ではなく、実際の私自身が見ているのと同じ画像をお見せしたいと思います。
ただ残念なのは、いかに高解像度の画像機器を使っても、編集していく過程で画質が落ちていき、私自身が実際に顕微鏡で見ている画像ほど美しい映像ではないので、それをお見せできないのが残念です。
実際顕微鏡で見ると、神様が創った天然の歯や、歯茎はとても美しいもので、息を飲むほどです。
今回は empress emax という、現在注目されている新しい素材のオールセラミックの詰め物をセットしていく一部始終です。
形成終了し、型取り直前の状態から始まり、精密なシリコンゴムでとった型取り、その上で出来上がった石膏模型、更にその上で担当技工士も顕微鏡下で作製したセラミック修復物、そしてそれを実際の歯にセットしたところ。
このような流れで記録しております。
大切なことは、いかに滑らかでシャープな形成ができているか、そしてそれをいかに明確に型取りできているかです。
明確な形成ができていればいるほど、一流の技工士であれば驚くほど正確にフィットする修復物を作ってきてくれます。
今回は、ご縁あって最近取引させて頂いている、日本有数の技工所であるデンテックインターナショナルの技工士の作品です。
http://www.dentech-inc.com/
日本から世界へと羽ばたいた先駆者の技工所で、現在の若い技工士達が海外での仕事にチャレンジする橋渡しをしたり、最先端の精密機器をいち早く取り入れ、日本の歯科治療技術の進化に大きな功績を治めている技工所です。
この詰め物の適合は患者様には見えない部分ではありますが、ここをしっかりやってこそ、5年後、10年後も安定した状態を保つ事ができるのです。
emax inlay
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