医院ブログBLOG

エンドの集中トレーニング

2012年7月9日

先月に引き続き、歯の根の神経の治療(エンド治療)の集中トレーニングのため、東京のお茶の水の研修会場に行ってきました。
先月は講義がメインでしたが、今回は実際のテクニックを学ぶハンズオンコースでした。
再びお茶の水駅に到着し、そびえ立つ東京医科歯科大学を横目に研修会場へ向かいました。
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今回の研修会場に入って、びっくりしました。
おそらく世界的にもここまでの研修施設はなかなかないのではという圧巻の設備で、高性能マイクロスコープがずらっと並び、高額すぎて買うのをためらっていた様々な機材が所狭しと置いてあり、本当に恵まれた環境の中で歯の根と真剣に向き合う事ができた二日間でした。
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二日間ひたすら様々な種類の歯を、マイクロスコープを覗きながら一連の治療を行い、そのステップステップでインストラクターの先生のチェックを受け、日頃の疑問を解決して頂きながら、ペンシルバニア大学の歯内療法の専門医過程で学ぶ基本ステップと同じ治療方法を習得してきました。
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実際に私の目の前で、日本でも数少ない歯内療法専門医の石井宏先生のテクニックを拝見させて頂けたのは、とても貴重な体験でした。
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最後には実習試験もあり、無事90点を頂き二日間を終えることができました。
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二日間かなり自分を追い込んで、朝から晩までずっとマイクロスコープを覗いて、ひたすらに歯の根とストイックに向き合いました。
ふと自分を客観的に見た時、1センチ程度の小さな人間の歯の、1ミリもない細い管の中を、いかに綺麗にするのかというとても細かい作業の話を、ああでもないこうでもないと悩んでいる自分の背中は、本当に細かい世界の中で生きているのだなと実感しました。
ですが、この細かな歯の根の治療をきちんとしておかなければ、後々その歯はかなりの確立で抜歯となってしまいます。
そして、一本歯を失った事によって、その後大きく人生を狂わせられた患者様をたくさん診てきました。
だからこそ、そんな細かい事にこだわってどうするの?というような世界にもこだわって情熱を注いでいるのかなと思います。
テクニックのレベルアップだけではなく、自分の仕事の原点を再確認できた二日間だったように思います。
石井先生、素晴しい実習講義をありがとうございました。
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